今回は少しだけ違う汚垂石を紹介するぞ。

まずスタンダードな物だとＰＳシリーズのブラックじゃな。

そうじゃな。汚れも目立ちにくく、目地も黒にしたい、落ち着いた感じにしたいと言う理由が多いのぉ。

なので今回は異形・異色を紹介じゃ。

そうじゃな。
面幅は5mmくらいが多く、オフィスビルでは大判の幅1,600～1,800mmなんかも増えてきておるのぉ。

最近のトレンドは幅550mm前後が多くなってきているな。

なんじゃ？じゃあ、ナウいって事じゃな！？

これじゃ。

最近はおしゃれなトイレも増えてきているので、曲線を描く汚垂石も増えてくるかもしれんのぉ。

うむ。少々苦労したが、非常に良い仕上がりになったんじゃ。

これは排水が壁では無く、床排水用じゃな。
便器の種類によっては床排になるので、配水管を通すための穴開け加工をしたものじゃ。
この時は直径100mmの穴じゃったな。

完成するとこんな感じじゃ。

配水管を見せない様にすると、このタイプは自ずと便器が床に近づくからのぉ。

改修工事なんかでは、よくあるタイプじゃ。

据え置きタイプの場合は、メーカーの型番から便器の形状を調べて、その形状通りに切ってしまえばＯＫじゃ。

そうじゃ。それも長さ（幅）も2,400mmもあるんじゃ

わかっておる。
便器がまだ設置されていないから、比較する物が無いと言いたいんじゃろ？
ただ、排水用の管が出ているじゃろ？

ＰＡピュアホワイトに限り2,400mm迄可能なんじゃ。

うむ。目地ゼロは非常にメリットがあるのぉ。
但し、こちらは運搬はもちろん気を付けて欲しいのじゃが、施工も一人では無理じゃ。
安全性を考えると、少なくても一枚貼るのに3人は欲しいのぉ。

そして最も気を付けなければならないのが・・・

トイレに入るかじゃ！！

トイレの出入り口は決して大きくはない。
そして廊下から中が見えない様に、入り口に入ってから一回は曲がる設計になっていることが多いんじゃ。

そうじゃ。この現場でも数センチの余裕しかなかったようじゃからな。

今回は汚垂石じゃったが、パリトーンは同じトイレでもライニング天板でも使われるし、ライニングの前板にも使用は可能じゃ！

ここじゃ。

ライニング天板は色々な物を置かれる場所なので傷が付きにくい素材は適しているしのぉ。
石目調のＰＳシリーズの採用が多いのぉ。
ちなみに写真は汚垂石のみパリトーンじゃ。

ここも汚垂石同様、飛び散りの汚れが付く可能性がある場所であり、使用者の目線に入るので、常に清潔にしておきたい場所でもある。
じゃから、汚れにくくメンテナンスが容易なパリトーンは適した素材といえるんじゃ。

そうじゃ。それに清掃時の酸性洗剤等がついても耐性は非常に強く、ガムなどがこびりついていても、スクレーパー等で本体を傷つけずに取り除くことも可能じゃからな。