厳選施工例
結晶化ガラス改修工事特集
博士
今回は最近ご相談が多い、結晶化ガラスの補修・改修工事の特集じゃ。
ぱりとん君
そんなに多いの?
博士
うむ。最近はかなり増えておる。
と言うのも結晶化ガラスは外壁、内壁問わず使用されるからのぉ。
と言うのも結晶化ガラスは外壁、内壁問わず使用されるからのぉ。
ぱりとん君
でも、結晶化ガラスってかなり丈夫でしょ?そんなあちこちで壊れちゃうものかな~?
博士
そう言うワケではないんじゃ。じゃあまずはこっちから説明するかのぉ。
こんな時に改修工事依頼があります
博士
さっきも言った様に、結晶化ガラスは様々な場所で使用されるので、他の設備の取り換えによって「やむを得ず取り壊し」、その後改修工事をする事が多いんじゃ。
ぱりとん君
ほかの設備の取り換えって?
博士
例えば防火シャッターや消火栓廻り、エレベーターを新しくする場合、耐震補強の為一部既存の結晶化ガラスを剥がす。そんな依頼が多いかのぉ。
ぱりとん君
博士質問!剥がした板はそのまま使えないんですか?
博士
場合によっては使える時もあるんじゃが、そもそも大きさが変わっていたり、開口部の位置問題、あとはボンド(主にエポキシ系)で貼っている場合は、落下しない様にかなり強固につけておる。
博士
その為、割らないと剥がせない場合もあるんじゃ。
ぱりとん君
安全に工事した分、綺麗に剥がすのは難しいってことね。
博士
そうじゃな。
他にも問題点として、他メーカーでは結晶化ガラスは製造しているが、既に生産が中止になっているつまり廃盤になっているラインナップや、また別のメーカーでは、そもそも結晶化ガラスの取り扱いを随分前に辞めてしまっている場合もあり、同じものがもう手に入らないんじゃ。
他にも問題点として、他メーカーでは結晶化ガラスは製造しているが、既に生産が中止になっているつまり廃盤になっているラインナップや、また別のメーカーでは、そもそも結晶化ガラスの取り扱いを随分前に辞めてしまっている場合もあり、同じものがもう手に入らないんじゃ。
ぱりとん君
そうなると、なるべく同じような品を探すしか無いもんね。
先ずは同じガラス素材である事が最優先だね。
先ずは同じガラス素材である事が最優先だね。
博士
その為、既存の結晶化ガラスの改修工事でパリトーンが使われる例が増えてきているんじゃ。
パリトーン改修工事例
ぱりとん君
ここから既存の結晶化ガラスをパリトーンで改修工事した例を紹介していくよ~
博士
まずは公共施設のこちらから。
ぱりとん君
こちらはPSシリーズのベージュで改修工事をさせて頂き、曲面コーナーは既存のままで、廻りをパリトーンで行いましたね。
博士
色合いも近く、自然な見た目に仕上がったのぉ。さらにこの時は現場で切断加工もしたのぉ。
ぱりとん君
そうでした!結晶化ガラスは現場加工が難しいと言われていますが、工事を担当した職人さんは取り扱いに慣れており、ものの数分で切ってしまいましたね。
博士
切る時、ダボ穴をあける時は必ず水を掛け、熱を冷ましながらきるのじゃ。
ぱりとん君
そのまま切ったらどうなるの?
博士
火花がちったり、板が高温になったりと危険なので、必ず湿式で切ること。
ぱりとん君
そうしま~す。
博士
続いては商業施設を2つ
ぱりとん君
こちらの建物では外壁は焼結法、内壁は圧延法を採用してもらったんだ!
改修工事のおかげで既存の結晶化ガラスに比べ毎年少しずつパリトーンの割合が増えてきている事に感謝です。
改修工事のおかげで既存の結晶化ガラスに比べ毎年少しずつパリトーンの割合が増えてきている事に感謝です。
ぱりとん君
更に今のPAシリーズは8mmがあるので、既存の結晶化ガラスと厚みがほとんど変わらなくなってきたので、より使いやすくなったと思います。
博士
柱廻りやシャッター廻り他にも消火栓廻りを改修させて頂いたのぉ。
ぱりとん君
続いてはもう一件の商業施設の紹介だよ。
博士
こちらは複数の店舗様で採用頂きました。
ぱりとん君
柱の曲面コーナーは150Rで曲げているんだよね。
博士
そう。パリトーンの最小半径じゃな。
ぱりとん君
やっぱり曲げるのは難しいの?
博士
そうじゃな。天然石の場合だと大きい石から切り出すんじゃが、結晶化ガラスの場合は通常の平板を金型に合わせて再加熱。
軟化点(800℃程度)まで加熱してから自重でゆっくり曲げていくんじゃ。
軟化点(800℃程度)まで加熱してから自重でゆっくり曲げていくんじゃ。
ぱりとん君
結構時間かかりそうだね。
博士
曲面の半径も毎回異なると言う点、金型も何度か使うと変形し精度が悪くるので、その都度金型からオーダーメイドじゃからな。
通常でも2ヶ月はかかるかのぉ。
通常でも2ヶ月はかかるかのぉ。
ぱりとん君
納期には十分に注意ですね。
実際に改修工事をご依頼される時の流れ
ぱりとん君
お電話頂くと、「ずいぶん昔の建物だから図面も無いから、どのメーカーの物かの詳細が分からない。」と言うお声を頂きますよね?
博士
多いのぉ。じゃから詳細は分かる担当者が見に行くとして、お電話の前にまず見て頂きたいのは「柄」じゃな。
ぱりとん君
柄・・・ですか?
博士
そうじゃ。石目調もしくは粒々があるような柄なのか、無地なのか?これだけで製造方法もわかるので施工方法も大体わかってくるのじゃ。
ぱりとん君
パリトーンで言うPSシリーズかPAシリーズの違いですね。
柄の違いについては第三の結晶化ガラスとは?【基礎知識】をご覧ください。
博士
そうじゃ。もちろん製造メーカーによって粒々の大きさは多少違うじゃろうが、より近い柄をご提案させて頂いておるのじゃ。
ぱりとん君
他にも分かった方がいい事はありますか?
博士
もちろん「色」「大きさ」「平板なのかR(曲げ)板なのか」「厚み」が分かれば十分じゃ。
ぱりとん君
柄と色が分かれば、それに近いカットサンプルを無料でお送りしていますので、お気軽にご連絡ください!
博士
そういう事じゃな。
ぱりとん君
じゃあ最後は実際に改修工事をしている様子を説明しながらのご紹介だよ。
博士
こちらは車がぶつかり割れてしまった後の改修工事でした。
ぱりとん君
いくら結晶化ガラスが丈夫でも車の衝突には勝てませんよね。。。
博士
割れた後、養生をして二次災害を防ぐのが最優先じゃな。
ぱりとん君
そうですね。
実際に工事をする際にはさっき博士が言ったみたいに非常に丈夫に接着されている事がほとんどなので、割ってから少しずつ剥がしていきます。
実際に工事をする際にはさっき博士が言ったみたいに非常に丈夫に接着されている事がほとんどなので、割ってから少しずつ剥がしていきます。
博士
下地の状態確認も必要じゃ。ここがもろくなってしまってはパリトーンを支えきれないからのぉ。
ぱりとん君
この案件では下地も取り替えましたね。
博士
あとはボンド(エポキシ系を推奨)で固定しながら貼って、最後にシール工事じゃな。
ぱりとん君
パリトーンの施工は、通常シール工事は別途になっております。
改修工事の場合は希に一緒にお請けする事もありますが、そこは要ご相談で!
改修工事の場合は希に一緒にお請けする事もありますが、そこは要ご相談で!
監督
「既存の施工方法」や「下地」まで分かると工事までがスムーズですが、解体してみないとわからない事もあるので、実際に工事をする担当者が現場を確認させて頂くことが多いです。
監督
また、東京都内では工事までお請けする事もありますが、東京都以外の現場の場合はご相談ください。