ガラスに続く「猫」液体説!【ぱりとん君の豆知識】

ぱりとん君の豆知識

ガラス液体説に続く猫液体説が浮上!?

ぱりとん君
・・・え?

パーチェス先生
何か?

ぱりとん君
いや、前回ガラスが液体かもって揉めてるのに猫が液体ってなんですか?

パーチェス先生
ノーベル賞は知っているよね?

ぱりとん君
もちろん知っています!

ぱりとん君
・・・え?猫液体説がノーベル賞取ったんですか?

パーチェス先生
いやいや、受賞したのはイグノーベル賞と言って「人々を笑わせ、その後考えさせてくれる研究」に与えられるノーベル賞のパロディーなんですよ。

ぱりとん君
それ・・・有名なんですか?

パーチェス先生
もちろんです。
日本でも受賞者は多く、1997年には「『たまごっち』により数百万人分の労働時間が仮想ペットの飼育に費やされたこと」に対して、イグ・ノーベル経済学賞授与されたり、物理学賞では2014年に「床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究」に対して受賞しているんです。

ぱりとん君
・・・スゴイ事を研究しているんですね。

パーチェス先生
それが好奇心なのです。

ぱりとん君
それで今回猫液体説で受賞した。という事ですか?

パーチェス先生
そうです。あの小さな箱や狭い隙間に入り込める柔らかい体の猫に注目し、「猫は固体と液体になれるのか?」という流動性に関する研究でフランスのマルク=アントワーヌ・ファルダン氏が物理学賞を受賞したわけです。

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出典:Youtubeのスクリーンショット https://www.youtube.com/watch?v=pw6wgpuwni0

ぱりとん君
まあ、箱や容器に合わせて体の形もうまい具合に変わっちゃってますからね。

ぱりとん君
鍋にも入ってたし。。。

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パーチェス先生
そうなんですよ。研究は流動学に基づいており、デボラ数という物質の流動性を示す無次元量を用いた大変真面目な研究なんですけどね。

ぱりとん君
それで結論はでてるの?

パーチェス先生
まぁ授賞式のスピーチは60秒しかなく、規定の時間を過ぎると強制的に終了させられてしまうので、詳しくは興味があれば論文を読んでください。
論文は流動学学会の公式サイトで公開していますのでこちらを確認してください。