今回は前回のお風呂場の隔て石に続いて、視点を変えた新しい使用例のご紹介デス。

トイレといえば汚垂石、ラニング天板で、洗面台でも使用されてますネ。

水廻り特集を参考にしてクダサイ。

昔よく見ましたネ。しばらく見ない時期がありましたけどなんでデスカ？

おそらくじゃが、トイレの形状の変化によるものじゃな

一昔前は、「漏斗型」っと言ってこのような形状だったんじゃ。
円錐状の物をひっくり返したような形状じゃな。
そこから男性用の小便器は通称「朝顔」と呼ばれるようになったんじゃ。

オォ～！確かに「朝顔」っぽいデス。

デモ海外だと、一部今でもこの形に近い気がしマス。

その後、小便器の形状が変化していき、両サイドにビブがつき、跳ね返り防止と同時に目隠しの役割を果たすようになったとされている。

そして、日本の「恥の文化」という観点と、目隠しの機能を本体では無く、一つの製品として誕生したのが「隔て板」となった。。。と思われる。

明確な資料があるワケでもないので、あくまでワシ個人の考えじゃ。

・・・。

そして、この角ばった形状から、流線型のスタイリッシュな形状へと変化していった。

目隠しが無い分、周りがきになるから使用者が一歩前に出るようにナリマスネ。

さらに汚垂石も一昔前は奥行750mm程あったが、600mmが主流になり、最近では550mm程度迄短くなってきておる。

ただ前に出るのも限界があり、リブがない以上やっぱりお隣が気になるということで、少しずつ「隔て板」が注目されている。というわけじゃ。

そうすると空間に合わせた板材の選定が必要デスネ。
昔と同じじゃあきちゃいマス。

それで今回の施工例じゃ。

まぁ、目隠しだけではなく、パーソナルスペースの確保も一つの目的じゃな。
そうする事で安心感を生み出し、心理的に落ち着ける場所の提供ができるようになる。

お手洗いでは落ち着きたいデスネ。

それで、これはどうやって設置するんですカ？

重さを考えると床と壁で支えるのが基本じゃな。

重さ・・・デスカ？

結晶化ガラス、つまりガラスの比重は2.7じゃ。厚み18mmとすると1㎡50kg弱。
例えば奥行500mm×高さ1,000mmとすれば約25kgじゃ。

一般的な壁掛け小便器より少し軽いくらいですネ。

なんじゃ？

両面研磨品となると通常品ではPL213の雪花（せっか）じゃ。

アレ？でもお風呂場の隔て石はPSブラックですよネ？

もちろんPSシリーズでも可能じゃが、両面磨き用の特注品なんじゃ。
製造段階から、両面磨き様に作るので納期に余裕があれば問題ないぞ。

他のPLシリーズでも可能ですカ？

むろんじゃ。
ただしこちらも製造工場で特別に磨かないといけないので、標準品として両面磨きの雪花をおススメするぞ。